今回は「センス」について
お話ししたいと思います!!
「私にはセンスなんてない…
だからデザイナーになれるか自信がない…」
とおっしゃる方がたまにいます。
実はWEBデザイナーに
絵を描くセンスや
芸術的センスは必要ありません。
この記事を読み終わった後には、
「センスってこんなことか!
今からでもデザイナーを目指す
ことができるんだ!」
と気が軽くなることでしょう。
もし、すでに
「私はセンス抜群で天才級の
センス持ち合わせてます✨」
という方は、この記事を閉じて
デザイン制作を進めていただければ
と思います。
しかし、私はこのセンスが何かを
理解することで
自信を持てるようになりましたし、
デザインにおいて、どうしたら
センスが良くなるのか明確になりました。
この自信やデザインの上達は
フリーランスとして活動し、
活躍していく上で
keyだと私は思っています。
自信がないと営業したとしても、
相手に不安が伝わってしまって
断られたり、
受注してからもこれでいいのかな…
ホントにデザイナー???
なんて言われたらどうしよう…
という不安から
クライアントにうまく提案
できなかったり、なぜこのデザイン
なのか説明できなかったりします。
それではその時の自分の実力
さえも発揮できない上に、
継続してご依頼いただくことはできません。
失敗ばかりの経験からさらに
自信を失い、営業活動を諦めて
案件獲得ができないまま。
SNSで発信するデザイナーさんや
周りのデザイナーの活動、作品を見て
うらやましがる日々を過ごします。
クラウドソーシングに挑戦するも
たくさんのデザイナーに埋もれてしまい
自分の商品ページを見てさえもらえない始末。
そして、デザイナーとしての職を諦め、
生活のために会社に勤め始めることでしょう。
湧いて出てくる仕事に追われ、
残業が当たり前。
おまけに、職場のお局とグルになった
女性上司が言ってもない指示を
「さっき言ったよね?!」
そんな理不尽なことばかり言って
当たり散らかし、
小さなミスでもしたら
「使えないヤツ」
と鬼の形相で言われ続ける。
自分のポンコツさに自己嫌悪し、
人間関係に苦しみ
長時間労働を強いられた結果
うつ病になり、一生働けない
体になってしまいます。
そして、生きていくことはできず
子どもとともに無理心中。
自分の子供の人生までも奪うのです。
そんな地獄みたいな人生の結末
嫌じゃないですか??
この記事を最後まで読めば
「センスがない…」
と思っていた自分にも自信がつき
そうすれば、
お客様に安心して任せて
もらえるようになりますし、
営業活動もクライアントワークも
積極的にできるようになります。
どうしたらセンスがUPする
かわかるのでセンスをUPさせて
それが自分のデザインへの
自信となります。
クライアントが喜ぶような提案を
どんどんやっていきましょう!
そして、信頼を獲得し
継続的に依頼してもらえるようになります。
フリーランスは
頑張った分だけ自分の収入となるので
収入は会社員と違って青天井です。
月収100万以上も叶います。
そうなれば子どもの選択肢の幅
を広げてあげることができるんです。
「海外留学に行きたい!!」
「私立の学校に行きたい!」
「自分のパソコンが欲しい!」
など、
子どもの未来への投資も可能になります。
我が子の成長を無理なく
心から応援できるなんて幸せですよね♪
そんな幸せに満ち溢れた人生にしたければ
センスがどういったものなのか学び、
これからのデザイナー人生に
花を咲かせましょう!
センスとは??
当記事のテーマにもありますが
あなたは「センス」の意味を
どう捉えていますか?
その意味を理論的に説明できますか?
私自身もデザイナーになる前は
なんとなく、その感覚を伝えやすいので
「センスあるね!!」
と言ってました。
「センス=才能」
と思っていませんか??
「限られた人が持っているチカラ」
「生まれ持ったもの」
など思い浮かべる方もいると思います。
実はこれは大きな勘違いです!
センスを調べてみるとこう書いてあります。
物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。
感覚。また、それが具体的に表現されたもの。
(デジタル大辞泉より)
んー
正直よくわからない言い回しですが、要は
センスは違和感に気づける能力の事です。
ではいきなりですが、
ここで質問です。
以下の画像は団子を
イメージして描いてみました。
あなたが”団子らしい”と思うのは
A~Cのうちどれですか??
人それぞれ感じ方は違うので正解はないです。
Aから一つずつ見ていきましょう。
A:綺麗な丸!!まぁ普通のお団子よね。
B:ちゃんと閉じてないww
これ選んでしまった方はお団子
見たことないかもしれませんね。
C:このちょっといびつな感じが
団子の雰囲気ある~!
この3つの絵を見て、
きっと多くの人が「C」に
「団子らしさ」を感じたと思います。
なんとなくお分かりかと思いますが、
センスはこの小さな違和感に気付く能力です。
きっとあなたもCの団子に
美味しそうな団子と感じるでしょう。
つまり、センスは皆平等に持ってるわけで
才能ではありません。
さらに、デザインでの気づきは、
「この雰囲気にこの余白は合ってる?
もっと余白とろう」
「文字の大きさがコンセプトに合ってない。
もう少し小さめに」
など、要望に沿ったイメージに対して
デザインがどうかの気づきになります。
もっと細かい例で言うと
「フォントサイズが数字とひらがなで違う
から調整しよう」
とデザインのクオリティに
関わる違和感に気づけるか。
気がつかないということは、
適当に作ってしまっている
可能性がある。
ということです。
デザイナーの仕事では、
何を求められているのかに
気付くことが大切です。
でも、この気づきのない人が制作した場合、
ただ手を動かすだけなってしまってます。
「レイアウトはただおさまればいい」
「余白が無駄なデザイン」
「要望無視のデザイン」
「意味のないデザイン」
などなど。
これを牛丼で例えてみます。
「牛丼作って!」と言われているのに
「豚も牛も動物だからどっちでもいいっしょ」
「塩??砂糖??どっちでもいいや、えーい」
「見た目いいから味見なんていらなーい」
こんな感じです。
とても無茶苦茶なことをやってるのです。
まるでおままごとですね。
デザイナーはお客様の問題解決のために
デザインをするので、
この無茶苦茶な場合、
共感が得られるはずがありません。
素材までしっかり厳選して
相手の要望を満たしながら
どんなことに気を使ったら喜んでくれるのか
独自に工夫を加えた牛丼で、
どんなお碗に盛り付けて出したら
お客様は喜んでくれるのか?
というのを目指して作ることが大切です。
おままごとではなく、
料理人になりましょう!
「センスがいい!」とはどういうこと??
センスが良いというのは、
感じ取ったその違和感をどうしたら
良くできるか?を考える力のことです。
デザインを作っていて、
「なんか違和感あるな〜」
「背景の色が合わないから
写真素材を使ってみよう」
など、どう改善したら良いか、
相手にプラスを与えるにはどうすべきか
を考えられるということです。
これを考えることができる人を
「センスが良い人」といいます。
さらに、この「どう改善したらいいか?」
を解決する力のことを技術力と呼びます。
技術力=問題解決力
センスがない…
だからPhotoshopの操作をもっと学ぼう!
と、スキルを磨こうなんて思っていませんか?
これまでお話しした通り
❶違和感を見つける
❷どう改善したらいいか考える
❸技術力で改善し、解決する
という流れです。
要するに技術から覚えても
気づく感覚を身につけないと
うまく機能しないんです。
単なるノウハウコレクターと一緒ですね!
ではどうしたらセンスを
磨いていけるのでしょう??
センスの磨き方
先ほど登場した団子、
なぜあなたは「いい団子」
と思ったのでしょうか??
それは、過去に「団子」を
何回か見た経験があるからですよね。
もし仮に、あなたが上記のBの団子しかない
世界にいたとしたら、Bの団子が
「センスがいい」と感じてたかもしれません!
センスを磨くには、そもそも
普通の団子をたくさん見ないと
いい団子が何かわからないということです。
例えば、毎日爆弾が投下されるような
生きるのに精一杯な戦争の最中で育った
子供にとっては、平和が異常に
感じるかもしれません。
話をデザインに戻していきますね。
デザインを学び始めたばかりの方の中には
何も見ないで自分の頭のデータだけで制作し、
ブレブレの作品を作り上げてしまうことがあります。
過去の私がそうでした(^^;
デザインをする時には、
すぐに作り始めるのではなくて、
データ収集が大事になってきます。
例えば、女性向けのチラシが作りたい場合、
女性向けの雑誌や広告などを
見て分析していきます。
色合いはどんなものが多いか。
トーンはどんなトーンを使ってるか。
フォントは明朝体?ゴシック?
太さは??
など、ひたすら調べます。
それがナゼ必要なのかは
もうわかりますよね??
センスのいいものを目にすることで
何がいいデザインかがわかるからです。
いい団子を作るには、普通の団子を
知らないといけません。
普通の団子さえも見た事ないのに、
いい団子なんか作れませんよね!!
しかし、制作するときだけデータ収集
するだけではセンスは磨かれません!!
そこでオススメなのは
自分だったらどうするかなぁ
と考えながら過ごす事です。
駅のポスター
ショッピングモールを歩く人の洋服
CMや映画
子供の持ち帰ってくるイベントチラシ…
デザインは山ほど身近に存在します。
自分ならどうするか?
どう作っていくか?
というこの視点がとても重要です。
いろんなことに興味を持つという感じです。
例えば、飲食店に入ったときに
床、壁紙、机の素材、装飾品、
メニュー…などを見てみます。
「誰をターゲットにしてるんだろう?」
「この素材を組み合わせると統一感出るし、
オシャレ!」
「このメニュー表もっとこうしたらいいのに…」
「このハンバーグ他と違う味つけだな…
隠し味なんだろう??」
こんな感じで
いろんなことに疑問を持ってみましょう。
例えば、上の写真では
「ソファがあるし長時間座ってても
疲れなさそうだし
落ちついた空間だから女性ターゲットかな??」
「棚が所々抜けて向こう側が見えて奥行感があり
狭さを感じない工夫かな…」
「ライトのシェードが丸みのある形と
光沢感で存在感抜群!!」
こんな感じで自分なりに考えていきます。
正解じゃなくてOK!
固定概念を捨てて自由に
発想してみてください♪
この視点で過ごせば、普通に日常生活を
送っているだけでどんどんデータが蓄積され、
センスが磨かれていくことでしょう。
また、そういった視点で過ごすようになると
小さな発見が多くて楽しくなります✨
人生自体がクリエイティブで満ち溢れてますね!!
だから絵なんて描けなくていいんです!
才能なくたっていいんです!
「気づく力」「考える力」を
意識していきましょう♪
そして、やはり実践は必須!
失敗や成功を繰り返して
経験を積むことが必要です。
どうしたら改善されるのか
どの技術を使えば良いのか
少しずつわかってくるようになるのです。
ダサッ!!!!!
て思う作品ができてもいいんです。
そこから自分でどのような気づきがあって、
どう改善したらより良くなるかを
考えられる能力をつけることが大切です。
そして、そこでやっと技術が
必要になってくるわけで、
その問題を解く方法を勉強していくだけなんです。
この反復を続けていけば、
いつの間にかセンスも技術も
UPしていけますね✨
さいごに
長くなりましたが、
「センス」がどのようなものか、
「センスと技術力の関係」もなんとなくでも
理解できたと思います。
きっとあなたも
「なんかイヤだな…」という違和感に
気付く能力を持っているはずです。
センスがない人なんて一人もいないんです。
でも、生まれ持ったものでもありません。
後天的に身に着けていくことが
できるものです。
なので、「私センスが無いから…」といって
デザイナーになるのを
諦める必要はないですよっ!
最後になりますが
躓くことやわからないことがあれば、
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